世界中で栽培されているメロン。
爽やかな甘さで、今や代表的な夏の果物の一つになりました。年中温暖な気候の渥美半島でも、メロン栽培が盛んです。田原市のメロン栽培は早く、昭和7年頃にはマスクメロン(アールスメロン)の栽培が始まりました。
メロンには、カロチンやビタミンCなどのビタミン群や、カリウムなどミネラル成分が豊富に含まれています。
このカリウムという成分は体の中の余分な塩分を排出してくれる効果があると最近の研究でわかってきています。夏で汗を多くかいた日はメロンを食べるといいですね。
カリウムは高血圧・動脈硬化・糖尿病の予防効果が期待できます。ガン予防や老化防止に役立つとされるβ-カロチンも含まれています。また、メロンの果肉には食物繊維であるペクチンが多いので、腸内を活性化し便秘を改善してくれます。
渥美半島の気候は黒潮の影響で年間を通じて温暖で、半島特有の地形のため、風が強いのも特徴です。この温暖な気候のもと下、太陽の恵みと海からの潮風をいっぱいに受けて育てられたメロンは、濃厚な甘みときめの細かい網目模様が特徴です。一本の木につき一個だけを育てるため、その分美味しさの成分も凝縮されています。
甘くて美味しいものを育てるには水分調節が重要で、難しい水のやり方を徹底して管理することで、糖度の高い甘いメロンができます。もろん出荷時も糖度をチェックします。
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- ●丸みがきれいでネットにむらがなく、くっきりと美しいものを選びましょう。
- ●ネットが頭の方まで入っているものが良いです。
- ●メロンの重さは軽いものよりも重みのあるものを選ぶと良いです。
- ●ノーネット系は果皮の色が新鮮でツヤのあるものを選びましょう。
- メロンの食べごろは収穫から5~7日程度です。
食べ頃までは常温で置いておくことでさらに甘味が熟成されます。食べ頃になったら冷蔵庫に入れて、2~3時間冷やしてお召し上がりください。
網メロンの代表品種でアールスメロンとも呼ばれています。
果実はほぼ球形で果皮表面にコルク質の網目があります。果肉は黄緑色で果汁が多く糖度が高いのが特徴です。温度・湿度を管理した温室内で栽培され、1本のつるから1個のみを生産しています。
収穫時期:6月下旬~10月上旬
上品な味わいが特徴です。
果肉が緑色でメロンの表面に細かい網目があり、もともととても甘く糖度ののりやすい品種です。糖度は概ね15度くらいです。
収穫時期:6月上旬~7月上旬
網目のないメロンで、その果皮は濃黄色で果肉は厚くクリーム色です。糖度は平均14~15度程度です。まろやかな甘さでやわらかい食感でさっぱりした後味のおいしいメロンです。
収穫時期:5月上旬~6月下旬